PROLOGUE

MUKAIYAMA Chiharu
MUKAIYAMA Chiharu PROFILE

音楽というただ好きだからやっていること。それはそれでとても尊いものだけれど、それを人に届けるのであれば、さらに自分の存在意義を問うていかねばならない。

20歳の頃、頭が狂うほど自分の存在価値を問いかけた。
なぜ生きているのだろうと毎晩泣くくらいには、自分の存在へ単純に疑問を持っていた。

一方で、人の心の機微に触れることはたくさんあったし、ものごとの根本にかかわる議論をしたし、意見の違う相手とぶつかりながら自分に向き合い、自らの言葉で発信をしていた。存在価値を証明したいが故の行動だったのかもしれないけれど、毎日のように問いかけ、ノートに自分の考えを殴り書きしていた時間は私の血肉となった。

その時期の、社会や世間や人々の動きや自分の心模様を敏感に感じていたころの感覚を、再び呼び起こすべき時なのかもしれない。

ただなんとなく耳心地の良いメロディーラインをなぞるのではなく、私が現に向き合っている懸念事項、社会への問いかけ、ひいては自分への問いを音に乗せてみようか。

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