自分が今いる位置を知る:目標と目的の使い分け

エッセイ

先日、スポーツ選手のメンタルコーチをされている方に「目標は変わるもの、目的は変わらないもの」と教わりました。これを聴いてはっとしました。目的を手段をはき違えていることが日常で多々あるのではないかと思ったからです。

例えば私の場合、音楽をやる上での目的があります。それに伴う細かな目標も設定しています。一方で、多くある目標を日々クリアしようと模索する中で、それを目的化してしまうことも多々あり、そのせいで本質ではない場所で悩み、本来の目的を見失うことがあります。つまり、視野が狭くなり、さらに視座も下がっている状態です。

視座を上げる事は、中長期的な目的を理解することと同義だと思っています。1年後、3年後、5年後、10年後…。自分がどうなっていたいか、環境はどう変化するか、それに合わせてどのレベル感の目標を細かく設定していくのかを日々精査し、適切に設定していくことも大事だと感じています。

私がよくやってしまうのは、能力以上の目標を設定することです。それをクリアできず、自己嫌悪に陥り、習慣が続かない。悪循環の始まりです。この原因は、目的を正確に定めていないせいだと思っています。何となくの理想を掲げ、それを構成する要素を精査しないまま目標のようなものを定めているからです。つまり、自分の現在の居場所を理解していないということ。

自分の現在の居場所とは、縦方向、横方向、高さ方向の位置を指すと考えています。(x, y, z)で表される位置ということですね。つまり、どの領域にどのレベル感でいるかということ。これを理解しないまま理想のプロット地点を目指しても、そこに行くまでの経路が分からないため、なかなかたどり着くのが難しい。まして理想の地点とするものが考え抜かれた目的とずれたものであったとしたら、目的地にたどり着くのがどんどん難しくなるのではないでしょうか。

理想を掲げること、目的を明確にすること、現在自分がいる場所や実力に合わせた目標を立てること。それぞれにそれぞれの役割があるはずなので、まずはノートに書き出して、頭を整理するところから始めたいと思います。

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